記事内に商品プロモーションを含む場合があります

業務スーパーで懐かしいお菓子を見つけた。

ロータスビスケットにそっくりなこのお菓子は、デロスクッキーという韓国のお菓子だ。
凄く懐かしかったので、ついつい買ってしまった。

ベルギーのロータスにそっくり!?韓国のデロスクッキー

デロスクッキー

デロスクッキーは、25枚入りで200円弱で売られていた。
安い!

デロスクッキーは韓国のチョンウ食品という会社から販売されている。
私が買ったのはカプチーノ味だが、スタンダードはオリジナル味という方だ。

味は正直言って、いまいちだ。
あ、ロータスのビスケットが好きな人なら好かもしれない。
私はロータスもあまり好きじゃないので、デロスもいまいちなのだ。

しかしデロスクッキーって、ロータスビスケットにそっくりだな。
ロータスとの違いは、真ん中のLotusの文字がDelosになっていることくらいだ。

ロータスビスケットはベルギー生まれのお菓子で、コーヒーと一緒に食べると美味しいよ!というお菓子らしい。
デロスのコンセプトもほぼ同じだ。

韓国の喫茶店「タバン」

韓国の喫茶店を、タバン(茶房)と言う。
喫茶店と言っても、日本の喫茶店や純喫茶とはちょっと違う雰囲気だ。

スポンサーリンク

健全な方のタバン

今の韓国には、おしゃれなカフェだとか外資系コーヒーショップチェーン店だとかが乱立していて、どこへ行ってもコーヒーが飲める。
でも以前は、なかなか普通のコーヒーが飲めなかったのだ。

私が初めてタバンに行ったのは、2002年くらいのこと。
日本の喫茶店とも違うし、カフェ...とも違うような微妙な喫茶室だった。

とりあえず私は、普通のコーヒーを注文した。
しかし出て来たのは、

「あれ、これ紅茶じゃない?コーヒー頼んだはずなんだけど...」

というくらい薄いコーヒーが来たのだ。
それも紅茶のティーバックみたいな感じで、織布に入ったコーヒー出て来た。
実際に飲んでみると、これまた不思議な味でビックリ。

「やっぱりこれ、コーヒーじゃないよ!」

紅茶でもないけど、コーヒーでもない。
想像もしていなかった味にかなり戸惑ったが、友人によると韓国ではコレが普通だと言われた。
色が薄くて、変な香りがする飲み物。
それはヘーゼルナッツコーヒーと呼ばれる物だった。
でも、ハワイのヘーゼルナッツコーヒーよりも色が薄くて味も違う。

この時に、ヘーゼルナッツコーヒーと一緒に出て来たのがデロスクッキーだった。
コーヒーもいまいちだしクッキーも微妙...なのに、1杯500円くらいしたんで、当時の韓国の物価にしてはかなり高いなと思った記憶がある。

しかし慣れてくると、あの薄くて変な香りのするコーヒーが美味しく感じる様になってしまった。
日本に帰ってからも、あえて韓国のヘーゼルナッツコーヒーを買って飲んだりしていたほどだ。

韓国のコーヒー

なお、現在の韓国ではどこへ行ってもドリップしたコーヒーが飲める。
安くて美味しいカフェも増えたし、テイクアウト専用のコーヒー屋も見かけるようになった。
逆にタバンで飲むヘーゼルナッツコーヒーなんて、かなりレアなんじゃないの?

健全じゃない方のタバン

私が通っていた韓国語学校の教科書に、【タバンで待ち合わせをする】みたいな文章が載っていた。
先生は笑いながら「この教科書は古いからタバンが出て来るけど今はもう無い」と言っていた。
(無いことは無いんだけど)
タバンというと、先生はちょっとアダルトな店(?)のイメージが強いと言っていた。
何それど〜ゆうこと?
と聞くと、ボンヤリとした感じで教えてくれた。
薄暗くて背もたれの高いイスの置かれている感じの店で、男女の出会いを求めて行くタバンがあるんだそうだ。

調べてみると、チケットタバンと呼ばれる表向きは喫茶店だけど、実は風俗店というやつのことかもしれない。
日本でも、カフェーと呼ばれる特殊喫茶があったらしいんだけど、それに近い感じ?ぽい。
(カフェではなくカフェーです)

もちろんそんな怪しいタバンばかりではなく普通のタバンもあるのだが、日本の喫茶店以上にどんどん潰れているので現在は絶滅危惧みたい。
しかも店の看板だけでは、健全なタバンなのかアダルトなタバンなのか区別がつきにくい場所もあるので、間違えて入ってしまうと大変なことになる。

sponsored link