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2015年12月1日
実は今だにインド風邪を引きずっていた。
夜になると少し咳が出たりして、完全に風邪が治っていなかったのだ。
宿の近くにチベット系の病院があるらしいので、この機会に行ってみることにした。
チベット医学センターで診察してもらう
クンフェン・チベット医学センター(Kunphen Tibetan Medical Center)は、タメル地区の中にある。
チベット医学には以前から興味があったんだけど、なかなか診察してもらう機会なんてないからちょっとウキウキ。
病院には数人の患者さんが待合室で待っていた。
私は「風邪が長引いていて夜になると咳が出るので、メディカルチェックをして欲しい」という事を受付に伝えた。
番号が書かれた紙を渡された私はしばらく庭のベンチで待った。
10分くらい待った所で呼ばれたので診察室に入る。
診察室にはチベット人の優しそうな男の先生が座っていた。
脈と血圧を測ってもらい、どんな症状かを聞かれた。
そして、先生は私のつたない英語での説明を一生懸命に聞いてくれた。
診察結果は以下の通り。
*メンタルもフィジカルも健康なので安心しなさい
*心がヒート気味なので毎朝瞑想をしなさい
*ストレスが溜まりやすいみたいだ
*咳はじきに治るから心配ない
最後に「薬を1週間分出すから、また1週間後に来なさい」と言われたけど、「明日にはネパールを離れてしまう」と言ったら薬を1ヶ月分出してもらえた。
こんなにたっぷり薬をもらった。
「丸薬は飲み込まずに、噛み砕いて飲んで下さいね」
なんて言われたけど、
丸薬を飲み込まずに噛み砕いて飲む...だと?
飲めるのか??
試しに一粒噛み砕いてみたら、案の定とんでもない味がした。
こちらは鍋で煮出して飲む薬。
涙が出る程まずい。
“良薬口に苦し”ということわざが本当なら、この薬は相当な良薬だろう。
しかしこれ1ヶ月も飲み続けられるのかな?
これを飲み続けるくらいなら、毎晩咳で苦しんだ方がマシかもしれない。
というほど苦い薬だった。
ちなみに、効き目も凄かった。
普通の西洋医学の薬とは違って、漢方に近い効き方ではあるんだけど強力だ。
葛根湯を飲んだ時に体が熱くなるみたいに、全身の熱が一気に上がってポカポカしてくる。
そして利尿作用も凄くて何度もトイレに行った。
1回飲んだだけで疲れて風邪が治ってしまった感じだった。
身体はぐったりと疲れたが本当に凄い。
全部飲みきる前に全快してしまったので、かなりの量のチベット薬が余ってしまった。
次に風邪を引いた時に飲んでみようかな。
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