早朝のメインロード

2015年7月9日(木)

早朝のメインバザールを歩いていると、牛が野良犬に追いかけられていた。

豪華列車でアグラーへ

インドの鉄道のチャイ

アグラー行きの列車は、私が今までインドで乗ったどの列車よりも豪華だった。
フカフカのリクライニングできるイスに、チャイやミネラルウォーター、食事などもついている。
しかし何よりも凄いと感じたのは車内が超静かなことだ。

インドの鉄道と言えば、席の数以上に乗っているインド人たちと、あちこちから聞こえて来る大音量のインド音楽やインド人たちの談笑。
そして、透視されてるんじゃないかと思うくらいにジロジロ見てくる視線。

それが、この列車内には無い。
新幹線の車内並みの静けさと、外国人(私たちの事)への無関心さ。
隣の席のビジネスマン風インド人も、私に話しかけて来たりせず新聞を読んで静かに座っている。

さすが、お高いチケット!
快適さはお金で買えるって本当だったんだな!

そんな快適列車は、あっという間にアグラー駅に到着した。

アグラー駅からタージマハールまで

自称ナカムラのインド人

アグラー駅からタージマハルまでは、オートリキシャーに乗る。
リキシャーの値段は決まっていて、先にチケットを買うという安心システムだった。

しかし、

リキシャのドライバーが、日本語ぺらぺらの怪しいやつだった。
どう見てもインド人なのに、自称ナカムラというのもかなり怪しかった。
こういう日本語をしゃべるインド人は、簡単に信用しない方がいい。

しかし、友達2人は陽気なナカムラと楽しそうに会話していた。
そしてしばらくすると、ナカムラは「これを見てくれ」と言って、ノートを渡して来た。

キターーー(゚∀゚)

ノートには日本語で「ナカムラさんは本当に良い人!最初は怪しいと思ったけど〜〜なんやらかんやら」みたいなメッセージが書かれている。
コレ系のノートが出てきたら、要注意だ。
ナカムラは、おそらく私たちに何かの営業をしくるはずだ。
だいたいは、高額ツアーを組ませるとかなんだけど、ナカムラも同じだった。
私たち3人がノートを読んだことを確認すると、「タージマハール以外も観光できるから、1日チャーターしないか?」と言って来た。

あー、面倒くさ…

トド島(左)

タージマハールの入り口までで大丈夫です


インド人B(右)

とりあえず話を聞いてくれ!

ナカムラは、変な駐車場(空き地?)のような場所でリキシャーを止めて、観光マップを出してきて長々とツアーの説明をしてきた。
あー面倒臭い。

トド島(左)

いや、タージマハールの入り口までで大丈夫です。
早く行ってください。

インド人B(右)

OK…タージマハールの門はすぐそこだよ。
降りて!

その場で降ろされて、ナカムラは消えてしまった。

ここはどこ?
後でわかったことだが、この時に降ろされた場所は、タージマハルの東門と南門のちょうど真ん中くらいだった。
道を聞きながら20分くらい歩いて、どうにかタージマハル東門までたどり着くことができた。

タージマハール

タージマハル

やっとタージマハールが見られる!
と思ったら、入口ではチケットが売られていなかった。

近くにいたインド人に聞くと、なんと、チケット売り場は門から1キロくらい離れた場所に売られているらしい。
しかも、私たちが歩いてきた方角にチケット売り場があるんだそうだ。

仕方がないので、来た方へ戻って歩き出した。
けれども、チケット売り場なんてありそうも無い。
そこでまた、通りすがりのインド人にチケット売り場はどこにあるかを尋ねると、真逆を指された。(つまり東門の方)

そうだった。
ここはインドだった。
インド人に道を聞くなら、最低3人には聞かないとダメなんだ。

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チケット売り場

タージマハル料金

そんなこんなで、どうにかシルプグラームというチケット売り場に辿り着いた。
(あとで調べたら確かに逆方向にもチケット売り場はあった様です)

料金は、
インド人は510ルピーで、外国人は750ルピーらしい。
まあ、このくらいの差額なら不満はない。

色々と没収される

タージマハル

タージマハールの入り口では、厳しい荷物検査があった。

まず、お菓子をすべて没収された。
行きの飛行機で貰ったお菓子を持って来ていたのだが、それらはすべて没収されてしまった。

そして、私はボールペンと手帳を没収されるらしい。
お菓子やボールペンはまだしも、手帳を没収される理由がよく分かんなかった。

トド島(左)

どうして、手帳も没収なの?
理由は?

インド人女(右)

ん〜・・NO!

トド島(左)

理由は無いってこと??
じゃあ、出る時に返してもらえるんですよね?

インド人女(右)

NO!!できない!

え〜、それはちょっと困るなぁ・・・
だからチケット売り場の隣に、荷物を預ける所があったのか。
仕方が無いので、私は一度外に出て手帳を隠す事にした。
タージマハールからちょっと離れたところの岩の下に手帳を隠して、またタージマハールへ戻ってきた。

やっと観光できる

タージマハル

やっとのことでタージマハールの中に入れた。
感想は・・・ははは、普通だった。
あんまり観光に興味ないので、これが凄いのか凄くないのか良く分からない。
つまらない人間ですみません。

友達と一緒だったんで、それなりに楽しむことはできた。
しかし、想像以上に早く見終わってしまった。

その後はアグラ城へ行くわけでもなく、黒タージマハールへ行くわけでもなく、ランチを食べてダラダラと時間を潰した。
アグラーには時間をつぶす場所が意外と少ないから困る。

インド人の距離感

南門で、ただ座ってボーッとしたりしてたら、インド人たちが並んでいるのが見えた。
噂通りのインド人のパーソナルスペースの狭さだ。

夕食

タージマハルを見ながら食事

夜ご飯は地球の歩き方にも乗っているタージ・ビューで食べた。
ここはサニヤ・パレスというホテルの屋上にあって、タージマハールの眺めが良い。
タージマハールの中に入るよりも、ここでタージマハールを眺めながら飲み食いする方が楽しかった。

こんな感じでタージマハール観光終了。

アグラー駅で帰りの列車を待っていると、便所コオロギが大量に発生していた。
あいつらかなり飛ぶから怖い。
砂壁は勢い良く顔にぶつかられていた。

この日の出費

ドリンキングウォーター Rp.10
オートリキシャ(タージまで) 1人Rp.40
タージマハール入場料 Rp.750
乗り合いの車(チケット売り場から門まで) Rp.10
昼ご飯(ライムソーダとフライドライス) Rp.390
カフェ(アイスコーヒー) Rp.50
オートリキシャ(レストランまで) 1人Rp.20
夜ご飯(スープヌードル80、マンゴジュース50、グリーンサラダ60、チョーメン100) Rp.290←食い過ぎた
オートリキシャ(アグラー駅まで) 1人Rp.50

Total Rp.1,615(約3,230円)

Rp.1=2円で計算しています。

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