darjeeling

列車がダージリンに到着する直前。
給仕係のオジサンが座席をまわって、チップを回収しに来た。
(驚きのチップ回収システム)

誰もチップを渡している人はいなかったが、私は10ルピーだけ渡してみた。
すると給仕係は半笑いで「ノー(足りねぇよ)」と更にチップを要求してきたw
基本的に渡してる人はいなかったので、10ルピー出すくらいなら出さない方が楽だったな。

初めての高級寝台列車は、こうして目的地のニュージャルパイグリ駅(NJP駅)へ到着した。
安宿よりも清潔で寝心地が良かった。

ダージリンの街

NJPstation

NJP駅にからは、乗合リクシャでスィリグリまで行き、そこから乗合ジープに乗り換えてダージリンへ向かう。
列車で私の下段シートだったネパール系おじさんもダージリンまで行くと言うので、一緒に連れてってもらう事にした。

乗合ジープは、噂通りのぎゅうぎゅう詰めで、運転席3人真ん中4人後ろ5人の合計12人…って、いくらだんでも乗り過ぎだろ!
ぎゅうぎゅう詰めジープは、激しく揺れながら山道を進んでいった。
かなり辛かったけど、乗合ジープの乗客メンバーは全員とても感じが良かったので助かった。
途中で休憩を挟み、見知らぬ乗客のおじさんにチャイを奢ってもらったりもした。

数時間後に、ダージリンへ無事到着。
街の雰囲気も人の顔も、まるでインドから別の国に来たかのようだった。

スポンサーリンク

ダージリンの安宿

ダージリンは細い道がゴチャゴチャと入り組んでいる。
なかなか土地勘がつかめない。
しかし、妙に落ち着くな。
どこか懐かしい感じもする。
この街の人たちの顔が自分と似ているからだろうな。

地図を持ってキョロキョロしながら歩いていても、ジロジロと見られない。
なんて快適なんだ!

泊まる宿は、地球の歩き方に載っているプレステージという安宿にした。
プレステージまでの道に迷っていたら、親切な台湾人ツーリストと出会い、道を教えてくれた。
彼らもプレステージに泊まっていたみたい。

prestigeroom

希望のRp.350の部屋が空いてなかったので、Rp.500の部屋に泊まる事にした。
列車だってブルジョワな席で来たんだから、これくらい良いでしょう。

ここの宿はレセプション(椿鬼奴の声に似ている)も感じが良いし、部屋もキレイだし、お湯も出るし、wi-fiも繋がる。
これでRp.500なら文句は無いな、と最初は思ったのだが…

この宿は日本の木造アパート並みに、上の階の足音がギシギシと聞こえてくる。
しかも上の階には小さな子供がいるみたいで、ドタドタと走り回りだすとかなりうるさい。
でもまあ、安宿だしこんなもんか。

トゥクパとチャイ

ダージリンの食堂

適当な食堂で遅めの昼食を食べることにした。
ネパール系の食堂で、店員がとても感じが良かった。
注文したのは、エッグトゥクパ(Rp.50)とチャイ(Rp.10)だ。
値段も安いし、お酒メニューもたくさんある。

ダージリンでthukpa

トゥクパは、そうめんみたいな麺だった。
今までターリーばっかり食べていた私には、ちょっと物足りないかなと思ったが、汁にチャイまで飲み干したら満腹になった。
日本人にとって、トゥクパはホッとする味だ。

そういえば、店員の青年に「なんで1人なの?友達はいないの?」と聞かれて返事に困ってしまった。
ひとり旅というものを、あまり理解できないらしい。
とにかく「何故1人で外国に来ているのか」が不思議みたいだ。
宿のおばちゃんも「1人なの!?」と、ビックリしていたが、この街では1人旅は珍しいのだろうか?

街の雰囲気

なんと路上で、K-POPアイドルの写真が売られていた。
ニューデリーじゃ、こんなの全くお見かけしなかったよ。
ダージリンという街は、インドとは文化圏が違うように感じる。
どちらかというと、ネパールや中国やミャンマーなどに近い感じなのかな?

▶︎インド北東部2へ進む

sponsored link