今回は雨期だったので、蚊がウヨウヨいた。
おまけにダニにも刺されまくって、ずっと体が痒かった。
蚊対策
日本から虫除けスプレーを持って来ている人も多かったけど、完璧に防御は出来ないみたい。
「現地の病気には現地の薬」と同様に、「現地の蚊には現地の蚊除け」がいい。
インドの100%ナチュラル虫除けスプレー
まず、初めに試したのが100%ナチュラルなスプレーだ。
雨期の間は毎日使うので、ディート(虫よけ剤)とか入ってるのはちょっとなあ…
と思い、薬局で「ナチュラルな物が欲しい」言って出されたもの。
定価530ルピー(約1060円)という高額商品だった。
400ルピーに値切って、さらにトイレットペーパーをおまけに付けてもらって購入。
(定価があるものでも値切れるようだ)
使い心地は、非常にべっとりだ。
臭いはジンジャーみたいな香りがする。
実はナチュラル系の虫除けスプレーって、こんな感じのが多い。
臭いもベタベタ感も値段も、だいたいこんな感じ。
そして効果も、だいたいいまいちなのだ。
人によっては「効く」らしいが、完璧には避けられない。
しかし成分的には安心なので、蚊がいるかもしれない〜程度の場所に行く時に使っていた。
インド定番!蚊除けクリームODOMOS
インドで蚊除けと言えばODOMOS。
とても有名な、蚊除けクリームだ。
ナチュラルスプレーを買った薬局で、
「今度はナチュラルじゃなくてもいい!良く効く奴をくれ。」
と言ったら、これを出された。
値段は100gで78ルピー(約156円)と、かなり安い。
パッケージには、赤ちゃんにも使える的なことも書いてある。
案外やさしい成分で出来てるのね。
その割に、「100%プロテクション」と自信満々に書かれてるのは、なぜだろうか。
ODOMOSには、ノーマルタイプとナチュラルタイプの2種類あるらしい。
私が買ったのはナチュラルタイプだったが、成分がナチュラルというわけではない。
シトロネラとアロエのようなナチュラル成分が配合されてるという意味だ。
チュラルタイプは、ちょっと香りにクセがある。
このあとで使った、ノーマルタイプの方は良い香りだった。
クリーム自体は、良く伸びるので問題無し。
そして、虫除け効果は完璧だった。
さすが100%プロテクションだ。
これを塗ると、まったく蚊に刺されない。
しかし、こんなに効き目があるということは、ディートがたっぷりと入っているんでしょうな。
ネットでODOMOSについて調べると「ディートが入っていない」みたいな事が書かれたブログがいくつかあった。
でも、おそらく入ってますよ!
12%ほど配合されているはず。
パッケージにはっきりと「N,N-Diethyl benzamide 12%」って書いてあるもん。
N,N-ジエチルベンズアミドってのは、おそらくディートの事だと思う。
まあよく効くんで、私はインドにいる間は塗りたることにした。
お部屋の蚊除け
最後に、お部屋用の蚊除けもご紹介。
コンセントに刺しておくタイプの蚊除けは、「アラウトください」と言えば買える。
アラウトってヒンズー語かな?
と思ったら「ALL OUT」の事だった。
ALL OUTという製品名らしい。
発音はアラウトで通じる。
同じ場所に長期滞在するなら、これを買っておくと良い。
値段は81ルピー(約162円)だった。
効き目は、けっこうある気がする。
偶然かもしれないけど、これをコンセントに刺しだしてから蚊が出なくなった。
でも、効いてるんだか効いてないんだかよくわからない気もする。
ダニ対策
ダニには刺されやすい人と、刺されにくい人がいるらしい。
ダニ対策
私は刺されやすい人だった。
リシケシではキレイな宿に泊まっていたのに、ダニに刺されまくった。
南京虫ではないので、そこまで痒みは酷くないんだけど、日に日にダニの痕が増えていった。
特に太ももやお腹などの柔らかい部分からやられていく。
ダニ退治には熱湯!
同じ宿・同じ部屋でも刺されている人と、全く無傷な人がいたので、これはもう運なのかな。
宿のスタッフに相談したら、マットレスを日干ししてくれたりもした。
しかし、ダニは普通に日干ししても死なないのだ。
水洗いしても、洗剤で洗っても死なない!
1番効果があるのは熱湯だ。
洗える物なら、熱湯につけ置きが1番効くらしい。
一応、持っている服は熱湯に30分くらい浸けて洗濯していた。
ただ、マットレスとかを洗うのは無理。
なので、気休めに日干しした上に、熱湯消毒した敷物等を敷いて寝るようにした。
完全には防げないけど、こまめに熱湯浸け置きをするようにしたら、ダニ被害は少なくなった。
ナチュラル系の塗り薬カイラスジーバン
90ルピーでした。
蚊に刺された場合の痒みはすぐに収まるが、ダニは何度もぶり返してくる。
この痒みを少しでも和らげようと思って、インドの塗り薬を買ってみた。
インド版のオロナインとも言われている、カイラスジーバンだ。
アーユルヴェーダ処方で、なんと内服もできる軟膏。
でも、これを口に入れるのは無理だなあー
アーユルヴェーダっぽい、独特なニオイがするし。
カイラスジーバンのは、虫刺されにも効く。
含まれている成分の中の樟脳には、わずかに局部麻酔のような働きがあるらしいから、その効果かも。
ナチュラルな薬だけあって、やはり効き目は穏やかだ。
それでも、私にはなかなか合っていたようで、掻きむしるような痒みはなくなった。
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