2012年1月19日
アフマダーバードには早朝に到着した。
ここで1泊してから、それぞれ次の目的地に移動しようということになり、安宿を探す。
しかし、なかなか外国人が泊まれる安宿が無かった。
どうにか見つけることが出来た宿は、とてつもなく汚い部屋だった
汚すぎる安宿
ボヤッキーの鬼交渉で安くなったし、1泊だけだから我慢するか。
しかし汚い。
小さな、ゴキブリがウヨウヨしている。
このあと、長距離バスのチケットを買いに行くと、明日出発のチケットが無かった。
代わりに、今日の夜に出発するバスチケットが空いていた。
これを逃すとあさっての便になってしまうと言われたので、私は今日の夜に出発することにした。
インドの旅では、こんなことがよくある。
ということで、ボヤッキーとは今日でお別れになってしまった。
しかし、これで汚い部屋に泊まらなくて済む(^^;)
リキシャーにボラれる
油断していた。
ボヤッキーと一緒に乗ったリキシャにボラレそうになったのだ。
いつも乗る時に「いくら?」と聞くのだが、そのリキシャは、「メーターがついている。メーターの値段だ」と言うので、それなら安心だなと思って乗ってしまった。
目的地に着くと「200ルピー」と言われる。
ありえない。
乗った距離を考えると、50ルピーもいかないくらいのはずだった。
するとリキシャドライバーは「このメーターを見ろ!!」と言ってくる。
そもそも私はメーターの見方が良くわからないし、このメーターが正しく動いていたのかもわからない。
ドライバーは凄く強気で、値段をまけてくれる気配は一切無い。
ボヤッキーも「やられたな」と言っている。
するとここで、ボヤッキーが関西人の本領を発揮する。
「まぁまぁまぁ」と言いながら笑顔でドライバーに近寄り、
「もう一回聞くけど、いくら?」と笑顔で話しかけながら、ドライバーの肩を組んだ。
そして「吸う?」と言いながら、タバコをドライバーに差し出す。
ドライバーがタバコを吸い出すと、
「100でいいよね?」
「あんたは出来る人や!」
みたいな感じで、笑顔で交渉を始めた。
そして最終的には「100で良いよ」と言われたのだ。
さすがだ。
すまんな、俺の力でも100が限界やった。ホンマは50もいってないはずなんやけど。
私1人なら乗り切れなかっただろう。
まず、笑顔で交渉なんてできない。
怒って言い合いになって、結局1ルピーもまけてもらえなかっただろう。
ボヤッキーに感謝だ。
インドひとり旅の始まり
そんなこんなで、夜になりバスの時間になった。
ボヤッキーとは、ここでお別れだ。
そして、私のインド一人旅が始まった。
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