2012年2月10日

デリーまでの長距離列車は、昨日の昼にガヤを出発していた。

ガヤからデリーへの長距離寝台列車

前に座っていたインド人の若者が、とても気さくなやつだったので、少しお話をしたりした。
途中で、「何か日本の曲でも、聴かせてくれないか?」と言われたので、持っていたiPod nanoを渡した。

するとあろうことか、私の懐メロコレクションの中から、近藤真彦のギンギラギンにさりげなくが再生されてしまった。


これはまずい...思いっきり懐メロな上に、近藤真彦って...
これじゃあ「日本の歌手は、歌が下手なんだな」と思わてしまう。

心配する私の前で、彼は無表情のまま、まるまる1曲聴き終えた。
そして、「Nice!」と言ってiPodを返してきたが...これは、本音だろうか?

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寝台列車の下段は眠れない

実は今回の列車は、うっかりアッパーシート指定をするのを忘れてしまっていた。
なので、私の席はロウワーシートだった。

列車に乗って、まだ明るいうちは良かった。
しかし夜になり、皆がシートを倒して眠りにつき始めた頃。

私もようやく横になれる。
さあ、横に・・・なれ・・・ない。

私の席には、見知らぬインド人が2人くらい座っているので、横になれない。
「あの、寝たいんですけど・・・」
と言うと、1人はどいてくれたが、もう一人は端の方に座っただけでどいてくれない。

仕方ないな。
もう、いいやと思ってそのまま横になった。

しかしこんな暗闇の中で、見知らぬインド人男が座っている席で、完全に寝ることなんて出来ない。
「あの・・・あなたの席はどこですか?ここ私の席なんですけど・・・」
と言ってみたが、最初は無視された。

しつこく聞くと「俺の席はココだ」と言いだす。
「え?じゃあチケット見せてください」と言うと、また無視された。
しつこく聞くと「もっていない」と言う。
「じゃあ、他の席行って下さい。ここは私の席です。」
と、言うと「OK!どうぞ寝て」と言うが、どいてはくれない。

そこで、
「私は女なので、できれば男の人の席に行ってくれませんか?」
と言ったら、ようやくどいてくれた。

それでも、下の席では熟睡なんてできなかった。
やはり寝台列車は、上の席に指定しておいた方が良い。

そんなこんなであまり眠れなかったが、どうにかニューデリーに着いた。
今度はオールドデリーではなく、ニューデリーに到着できた。

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