2012年2月25日

「インドは物乞いが凄い」
とか、
「1人に渡すと大勢が寄ってくる」
とか聞いていたが、実際には全然だいじょうぶだった。

これは時期的なものなのだろうか?
それとも、私がお金を持っている様には見えなかったから寄ってこなかっただけなのだろうか?

物乞いについて

とにかく、私はこの旅で一度もしつこい物乞いには会わなかった。
しつこい商売人とか、しつこい詐欺師にはたくさん会ったけど。

なんだか日本人は、物乞いに対して過剰に反応している気がする。
気になるのに無理して無視するくらいなら、お金を渡しても良いんじゃないのかな?

大介君は、マクロードガンジ滞在中は、毎日ある物乞いのおじさんにお金を渡していた。
ほんの10ルピー程度だったけれど、毎日会うたびに渡していた。
顔見知りになって、会話もしていたようだった。

ブッダガヤのドミトリーにいた日本人男性も、バラナシでどうしても気になる物乞いのおじいさんがいたので、その人に結構な金額を渡したとも話していた。

私自身も、最後は気になる物乞いの人には、お金を渡す様にしていた。
一応お金を渡す時は、他の人に見えない様にサッと渡す様にはしていたけど。
それで自分自身が満足できるし、相手も少しでも助かるんだから、良いんじゃないかと思う。

なんだか気になるのに無視するくらいなら、10ルピーくらい渡して自分を納得させた方がいいんじゃないかと思う。
もちろん、そんなの相手にしたくない!とか、物乞いなんて気にもならないなら、そのまま素通りすればいいと思う。

「癖になるから物乞いにお金を渡してはいけない」とか「お金を渡すと、旅行者はお金をくれるって思われるから、他の旅行者の為にも渡さない」という人もいた。

しかし、自分のお金をどうしようが自由だろうと私は思っている。

お金を出さない人は、どんなにしつこく要求されても出さない。
ボヤッキーが良い例だ。

実は、デリーに出没する日本人の物乞いに、ボヤッキーはお金を渡すどころかボロクソに言い返してぐうの音も出ないくらいに追い詰めていたのだ。
一方の大介くんは、同じ物乞いに、返してもらえないと分かっていながら200ルピーを渡した。

どんな物乞いに会っても、どうするかはその人次第だ。
私は、気になったらお金を渡すことにしている。

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