2012年1月21日     

ジャイプル駅から鉄道でニューデリー駅まで向かう。
朝に出発して、昼には到着する短い時間だったので、安心して乗車した。

オールドデリーとニューデリー

<数時間後>

電車に乗ってボーっとしていると、たくさんの人が降りる駅があった。
近くにいたインド人に、ここはどこの駅?と聞くが知らないと言われた。
他の人に聞いても「知らない」と言われる。
     
私は急に不安になってきた。
てっきり私はニューデリーが終点だと思って乗っていたのだ。
だってニューデリーは首都だし・・・
しかし、この考えだと日本の電車はすべて東京が終点になってしまうということに気がつき、ニューデリー終点じゃないかも・・・と急に焦りだした。

たくさん人が降りた駅が怪しい気もしたが、まわりの人たちがニューデリーを知らないわけがないので、そのまま座り続けた。
すると、すぐにまた電車が駅に止まりそうになった。
またまわりのインド人に「この駅はどこ?デリー駅??」と聞いたら、「・・・イエス」とだけ言われた。

ちょっと微妙な答え方だったが、もう降りちゃえ!と、勢いで電車を降りた。
すると、降りたのはニューデリー駅ではなく、オールドデリー駅だった。

やはりニューデリー駅はひとつ前の、人がたくさん降りた駅だった。
惜しい!!
     
ちなみに私がなぜニューデリー駅に行きたいかというと、ボヤッキーの持っていた地球の歩き方で見つけた安宿の地図をノートに手書きで写していたのだが、それがニューデリー駅基準だったので、どうしてもニューデリー駅に出たかったのだ。
ニューデリー駅からメインバザールという有名な通りを見つけて、ナブランという宿に行く予定。

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オールドデリーからニューデリーまで

ニューデリーへは、バスで行くことにした。
バス停でバスを待っていると、オートリキシャのおっさんが声をかけてくる。

どこいくの?と言われたのでニューデリーだと答えると、「バスなら来ないぞ!150でどうだ」と言ってくる。
なんとなく高い気がするし、バスが来ない意味がわからなかった。
無視しいていると「今日は○○の日だからバスはここに来ない!150でOK」と言っている。
確かにバスがなかなか来ない。
(あとで知ったが、その何たらの日っていうのは本当で、バスの止まる位置などが微妙に違っていたらしい)

背負ったバックパックも重いし、100くらいにまけてくれたらリキシャで行こうかな。
100ルピーにしてと言うと、おっさんはニヤリとして「OK!カム!!」とあっさりOKしてくれた。

そして100ルピーをなぜか前払いした。
あれ?もしかして100は高かった?
と思いながらリキシャに乗ったが、なぜか出発しない。
しかも、おっさんが消えた。

そしてしばらくして、見知らぬインド人2名を連れた。
なんと、乗り合いのリキシャだったのだ。
これで100は高いよな。
しかも、近そうだし。

隣に乗ったインド人に話しかけて、値段と距離を聞いてみた。
彼は割としっかりとした身なりの好青年で、エンジニアをしていると言う。

やはりニューデリーは、ここから近いらしい。
そして、「このリキシャ100ルピーって高くない?」と聞くと、「あ・・・」と言ったきり黙ってしまった。

やっぱり、私ボラれてるんだ。
まあ、仕方ないか。
     
すると、わけのわからないところでドライバーに「降りろ!」と言われた。
え?ここがニューデリー?
視界に駅らしきものは見えない。

エンジニアの青年に「ここ本当にニューデリー駅??」と聞くと、「え?駅は、まだこの先の・・・」と言ったところで運転手は面倒くさそうに「駅だ!早く降りろ」と叫んでいる。
えーーー、絶対ここ駅じゃない。
「ニューデリー駅に行くって言ったから、100ルピー払ったんだ!金返せ!」
というと
「だからここがニューデリー駅だ!」
と言って強引に私を降ろし、出発してしまった。
エンジニアの青年が、悲しそうな目で私を見ていたが、そのままリキシャは去って行った。
     
あーまた、やられた。
ポツン...

どうやら、私はメインバザールの末端に位置する駅の近くに降ろされたらしい。
あとでGoogleで確認してみたら、多分ラーマクリシュナアシュラムマーグ駅っていう長い名前の駅だ。

ここから、ニューデリー駅まではメインバザールを通ってまっすぐに歩くだけだ。
たがこの時の私には、降ろされた場所がメインバザールの端っこだったこともわからなかった。

その通りを歩いていると、途中で韓国人らしきバックパッカー青年たちが歩いていた。
似たような顔を見つけてホッとしながら道を尋ねると、とても丁寧に教えてくれた。
韓国人バックパッカーの話によると、このまままっすぐに歩けば駅らしい。
てゆうか、そもそも今いる道がメインバザールだということを、教えてもらった。

あそして、ほぼ勘でメインバザールを曲がった路地の奥に、なんとナブラン発見できた。

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