2012年1月29日

前日に、宿のオーナーに宿を移りたいと告げると「ノープロブレム」と言いながらも、不機嫌そうだった。
おまけに宿泊代を多めにごまかされそうになったが、その程度のことは想定内だったのでキッチリと指摘して清算してもらった。

そして、この日の朝にクミコハウスへと移動した。

クミコハウス

クミコハウスはその名の通り、久美子さんとシャンティーさん(インド人の旦那さん)が経営する安宿だ。
あまりインドのことを知らずに来た私でも、クミコハウスの名前は知っていた。

私のクミコハウスのイメージは
「廃人寸前の日本人たちが泊まっている、超汚い施設」
だったのだが、実際はちょっと違った。
たまたまそういう時期だったのかもしれないが、宿泊客の3分の2くらいは韓国人客だった。

ドミ部屋は、いたるところにクモの巣が張っていて、蟻が地面にたくさんいる大部屋だった。
そこへ寝袋をぎっしりと敷き詰めて、雑魚寝する感じで泊まる。

そんな中で、韓国人たちはギターで引き語りをしたり、オセロをしていたりととにかく賑やかだった。
日本人は、部屋のはしの方にポツンポツンと距離を取りながら散らばっており、具合が悪いからなのか、とてもおとなしくしている。

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朝食バイキング

ギリギリ朝ご飯の時間に間に合ったので、別館の食堂に行って「久美子メシ」をいただくことにした。
この朝食は自己申告で、チェックアウトの時にまとめて支払うシステムだ。
日本食ではないけれど、パンやサラダや卵といった普通の朝食を、格安で食べることが出来る。

食堂には日本語の漫画本などもたくさん置いてあるし、シャワーはちゃんとお湯が出るので、クミコハウスはなかなか快適だった。
決してきれいな宿とは言えないが、雰囲気が良くて安心できる宿だ。

1人でガンジス川の対岸に行くべからず

ガンジス川の対岸は、不浄な地なので、普通のインド人は行かないらしい。
しかし渡し船が出ていて、観光客はよく向こう側に渡ったりしている。

その向こう側には、「絶対に1人では行ってはいけない」と久美子さんに注意された。
ガンジス川の対岸では、色々な事件が起きているんだそうだ。
確かに、向こう側に渡ったら逃げ道がないもんな〜

バラナシでは体調を崩す人が多いらしい

ひとつ気になったことがある。
ドミトリー部屋には、昼間なのに寝袋で寝こんでいる人があまりにも多いのだ。
つまり、体調を崩している人がかなり多いのだ。

どうやら、みんなバラナシの水が体に合わずに、体調を崩してしまうらしい。
私もバラナシへ入ってから急に体調が悪くなったので、やはりバラナシの水が原因なのかもしれない。

朝ご飯を食べた後は、私も寝袋に入って休むことにした。
あいかわらず、お腹はゴロゴロ言っている。
クミハウスにはかなりの人数が泊まっていて、お腹を壊している人が超多いのに、トイレはほぼ一箇所を共用している。
これは...不安だ。

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